ファイザー、日本で抗うつ剤と頻尿治療薬市場に参入

米系ファイザー(東京・渋谷)は、日本で抗うつ剤と頻尿治療薬市場に参入する。世界で年間30億ドル以上販売している抗うつ剤ジェイゾロフト(米国名はゾロフト)」など、2つの大型新薬を2006年前半に発売する見通し。海外で10億ドル規模の売上高を持つ大型製品を日本で発売するのは、1999年のぼっ起不全治療薬「バイアグラ」以来。抗うつ剤、頻尿治療の両分野とも日本で市場が拡大するとみて、攻勢をかける。
 両製品とも厚生労働省の承認の前段階の審査を通過した。承認、薬価(薬の公定価格)設定などの手続きを経て、今年前半に発売する見込み。

 抗うつ剤ジェイゾロフト」は、脳内の情報伝達物質セロトニンに作用する「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)」の一種。2005年に世界で32億5000万ドル(約3800億円)売れ、世界の抗うつ剤でトップクラス。

効く薬だったら飲んでみたいなあ