DVD Burningってなに?

KDDIDVD-RW記録のオンデマンドDVD販売「DVD Burning」
CPRMで保護。DVDレコーダでも利用可能に

KDDI株式会社は、新しい映像配信サービスとして、ユーザーがDVDビデオのイメージファイルをダウンロードし、DVD-RWメディアに記録して利用する「DVD Burning」サービスを9月27日より開始する。

 価格は1本500円以上で、無料コンテンツの提供も予定している。入会金や年会費などは不要だが、無料のユーザー登録が必要で、支払いはクレジットカード決済にのみ対応。

 ダウンロード配信によるデータを、PCを利用してDVD-RWメディアに記録することで、DVDビデオと同様に利用できるサービス。データはHDDには保存されず、メディアへの直接記録にのみ対応。別途、CPRM対応のDVD-RWメディアを用意する必要がある。

 記録フォーマットはDVD-VR形式で、著作権保護機能はCPRMを採用。利用可能なメディアは、CPRM対応の片面1層DVD-RWメディアのみで、DVD-RやDVD-RAM、2層DVD-RWは利用できない。同社では「技術的には可能だが、普及状況を考慮し、現時点では対応しない。DVD-RAMについては、近日対応を予定している」とした。作成したディスクは、CPRM/DVD-VR形式に対応するDVDプレーヤー/レコーダなどで再生が可能。


PCなどでダウンロードしたデータをDVD-RWメディアに記録して利用 フォーマットはDVD-VR形式を利用。著作権保護機能はCPRMを採用


 ダウンロードしたデータは専用のライティングソフト「DVD Burner」を利用してDVD-RWメディアに記録する。DVD Burnerは、配信サイトで提供され、サービス利用前に事前にダウンロードし、インストールしておく必要がある。対応OSはWindows XPで、Windows Vistaへの対応は11月中旬を予定している。

 記録時間については、2時間の映画作品を、20Mbps以上の回線速度でダウンロードし、2倍速記録のDVD-RWメディアを利用した場合で30分弱としている。

 PCだけでなく、DVDレコーダ上からも「DVD Burning」が利用可能になる予定で、2008年5月頃に東芝製DVDレコーダでの対応を予定している。

 ネットワークについては、通信速度が実測で6Mbps以上の光ファイバーADSL/CATVなどのブロードバンド環境が必要となる。


専用ライティングソフト「DVD Burner」を事前にインストールして利用する 完成したDVDビデオはDVD-VR/CPRM対応のプレーヤー/レコーダで再生が可能


 コンテンツ数はサービス開始当初は約1,000本で、年内には計5,000本を提供予定。コンテンツ提供メーカーはワーナーエンターテイメントジャパン株式会社のほか、吉本興業株式会社、株式会社GDH、株式会社ジェネオンなど50社が参加を表明している。

 配信サイトでは、独自のインターフェイスとして「つながりマップ」を採用。チェックしたコンテンツを表示する際に、同じジャンルだったり、制作スタッフが同じ、タイトルが似ている、雰囲気が似ているなどの条件を元に自動検索した類似のコンテンツを同時に表示することで、色々な作品を連鎖的にチェックできるという。

 サービス開始日から10月31日まで、全てのワーナー提供コンテンツにおいて新作1,980円、旧作を698〜1,090円で販売するオープニング記念キャンペーンを実施する。また、9月下旬より、KDDIが展開する携帯電話/PC向け総合ポータルサイトau one」と連携したキャンペーンなどの展開も予定している。

なるへそ。

http://www.dvd-burn.jp/